TD-25 VH-11の調整方法|ハイハットキャリブレーション手順まとめ
TD-25 VH-11の調整方法|ハイハットのキャリブレーション手順まとめ
この記事でわかること
- VH-11の正しい物理取り付け手順
- Trigger TypeをVH-11に設定する手順
- 電源投入前に必ず確認すべきこと
- TD-25側でのHi-Hat Settingキャリブレーション手順
- クラッチスクリューとVH Offset Adjustment Screwの違い
TD-25のハイハット(VH-11)は、物理的なキャリブレーション(調整)が必須です。Roland公式のVH-11取扱説明書や幾つかの参考資料をもとに、手順を整理しました。
この手順をすぐに忘れてしまうので、備忘録として整理しました。バンド「芥」のドラム録音でも実際に使っている手順です。同じようにVH-11のセッティングで悩んでいる方の参考になればうれしいです。
対応環境
- Roland TD-25(音源モジュール)
- Roland VH-11(ハイハットコントローラー)
1. VH-11の取り付け
- シンバル・ロッドがハイハット・スタンドにしっかり締めつけられていることを確認する(緩んでいると演奏中にVH-11が振動・回転する)
- 防振プレート(スポンジ面を上側)をシンバル・ロッドに通し、スタンドのシンバル受け部分の上に載せる。その上にモーションセンサーユニット(CONTROL OUTジャックを演奏者から見て奥側にする)を載せる
- VH-11本体をクラッチ・スクリュー付きで取り付ける(クラッチスクリューはまだ締めない)
※「Roland」ロゴが演奏者から見て正面奥(ペダルの反対側)に来るように設置する(この向きで最適な感度が得られる)
2. ケーブル接続
- VH-11のTRIGGER OUTジャックを音源のHI-HATジャックへ、CONTROL OUTジャックをHH CTRLジャックへ接続する
- ケーブルに少し余裕を持たせ、ケーブルタイで固定する
3. Trigger TypeをVH-11に設定
SETUP→Trigger Settingsを開く- Hi-Hatを叩き、
TypeがVH11になっていることを確認する
4. 電源投入前の確認(重要・初回セットアップ時)
- ペダルから足を離し、VH-11本体を手で持ち上げるなどしてモーションセンサーから離した状態にする
※センサーの上に乗っかったままだとNG - その状態のまま、TD-25の電源を入れる
- 電源を入れた後、クラッチを緩めた状態のまま、持ち上げていたVH-11本体をセンサーの上に置く
※これは初回セットアップ時の手順です。一度キャリブレーションが終わってクラッチを締めた後は、毎回この作業をやり直す必要はありません。日常的に電源を入れ直す場合は、クラッチを締めたまま電源を切り、次に電源を入れるときは、モジュールが完全に起動するまでペダルに足を乗せないようにするだけで構いません(クラッチが締まっていれば、ペダルを踏んでいない限りハイハットは自然と開いた状態=センサーから離れた状態を保っています)。
5. Hi-Hat Settingでキャリブレーション(ここが核心)
SETUP→Hi-Hat Settingを開く- VH Offset Adjustment Screw(クラッチスクリューとは別の部品)を回し、インジケーターを▲マークの間に合わせる
※ペダルには足を軽く乗せるだけにし、力を入れて踏み込まないこと
オフセット調整の方法
- ハイハットのオープン/クローズの動作と音色変化が合うように、お好みで調整する
- クローズド・ハイハットの音が鳴らしづらい場合は、VH Offset Adjustment Screwを「CLOSE」の方向へ回す
- オープン・ハイハットの音が鳴らしづらい場合は「OPEN」の方向へ回す
- 強打時に音が途切れるときは、「OPEN」の方向へ回す
※メーターを▲マークにきっちり合わせても、演奏で使う深さまでペダルを踏み込んでクラッチを締めると、メーターが再びズレて見えることがあります。これは足のかかる力が変わるためで、正常な現象です。焦って調整し直す必要はありません。
※クラッチの向き(締めるナットの位置)は音には影響しません。右利きなら右側、左利きなら左側など、締めやすい向きで問題ありません。
※一度キャリブレーションが合っても、演奏を重ねるうちに少しずつズレていくことがあります。年に一度程度、違和感を感じたタイミングで見直す程度で十分です。
6. 隙間調整とクラッチの固定
- ペダルを踏んで、好みの高さに合わせてクラッチを締める
※Roland公式マニュアルでは3mmが目安とされていますが、実際にはもっと広め(1cm前後)で運用している人も多いです。狭すぎると誤反応、広すぎると反応の遅れにつながるので、自分が演奏しやすい間隔を探してください
ここまで確認できれば、VH-11のキャリブレーションは完了です。
この後にSensitivity・Threshold・Velocity Curveなどの調整に進みます(TD-25本体のベロシティ設定は別記事にまとめています)。
この手順は、バンド「芥」のドラム録音でも実際に使っているセッティング方法です。
同じくVH-11のキャリブレーションで迷っている方の参考になればうれしいです。
バンド「芥」の音源や活動はこちら
👉 芥 Official Site


