【保存版】TD-25のトリガー設定の見直し方|127に張り付く・反応しない時の対処
【保存版】TD-25のトリガー設定の見直し方|127に張り付く・反応しない時の対処
この記事でわかること
- TD-25のPad Type・Sensitivity・Threshold・Curveを見直す手順
- 「最強打が127にギリギリ届く」という調整の考え方
- 127張り付き・誤反応・ダブルトリガーが起きたときの対処
叩いてもずっと127しか出ない、逆に弱打が全然拾われない——TD-25のトリガー設定は、Pad Type・Sensitivity・Threshold・Curveの4つを正しい順番で見直すだけで、かなり改善します。
自分はドラマーではなく、レコーディング視点でTD-25を触っています。
だからこそ「叩き方」ではなく「調整の手順」を、迷わないように順番で整理しました。
バンド「芥」のドラム録音で実際に使っている手順です。
対応環境
- Roland TD-25(音源モジュール)
- PDX-100(スネア)/KD-9(キック)/VH-11(ハイハット)/PDX-06(タム)/PDX-8(フロアタム)/CY-12C ×2(クラッシュ)/CY-13R(ライド)
- Superior Drummer 3(TD-25プリセット)
- Logic Pro
0. 始める前に
※数値は自分の実機・演奏スタイルでの実測例です。数値より「調整の手順」を参考にしてください。
- Superior Drummer 3のMIDI In / E-Drumsマッピング画面を開き、ベロシティをリアルタイムで確認できる状態にする
- ハイハット(VH-11)は先に物理キャリブレーションを済ませておく(VH-11の調整方法はこちら)
1. Pad Typeを確認する
ここが間違っていると、SensitivityもThresholdも全部ズレます。必ず最初に、全パッド分を確認してください。
- Snare → PDX-100
- Kick → KD-9
- Hi-Hat → VH-11(固定)
- Tom → PDX-06
- Floor Tom → PDX-8
- Crash ×2 → CY-12C
- Ride → CY-13R
2. Sensitivity(感度)を調整する
Trigger Settingsの開き方:SETUP → Trigger Settings → 調整したいパッドを叩く(自動的にそのパッドの設定画面に切り替わります)
目安は「最も強い一打がギリギリ127に届く」状態です。Sensitivityが高すぎると、普通の強打で即127に張り付いてしまい、それ以上強く叩いても音量が変わらず、抑揚のない音になります。
- Trigger Settingsで調整したいパッドを叩いて呼び出す
- SD3のMIDI In画面でベロシティをリアルタイムに確認する
- 曲中で使う最大強度で5〜10回叩く
- 127が毎回出る → Sensitivityを下げる
- 「たまに127に届く」程度になるまで繰り返す
自分の環境での実測値(Sensitivity:1〜32)
- Snare:7 → 6
- Kick:8 → 5
- Hi-Hat:9 → 6
- Tom:7 → 5
- Floor Tom:7 → 5
- Crash L:7 → 3
- Crash R:7 → 4
- Ride:7 → 17(唯一、値を上げる必要があった)
※Rideだけ他のパッドと逆に値を上げています。自分の環境ではCY-13Rの信号が他パッドより弱く出たためで、すべてのCY-13Rが同じ値になるとは限りません。
3. Threshold(しきい値)を調整する
- 残したい最も弱い一打を叩く
- Thresholdを上げていく
- 音が消えた(無反応になった)ら、そこが「カットされるライン」
- そこから少し下げる
- プレイで使う最小の音がちゃんと鳴るか確認して確定
自分の環境での実測値(Threshold:0〜31)
- Snare:2 → 7
- Kick:4 → 3
- Hi-Hat:6 → 0
- Tom:2 → 7
- Floor Tom:2 → 7
- Crash L:2 → 0
- Crash R:2 → 0
- Ride:2 → 0
※Threshold = 0にしたパッドは、隣接パッドとのクロストークが起きやすくなります。振動を全て拾う設定になるため、耳で確認しておくと安心です。
4. Velocity Curveを調整する
Curveの調整はSensitivity・Thresholdが決まった最後に行います。まず全パッドをLINEARで運用し、演奏していて違和感のあるパッドだけ変更します。
自分の環境では、全パッドLINEARのまま運用しています。
LINEAR:標準。叩いた力と音量が自然に比例。迷ったらこれEXP 1/2:弱打でも大きな音が出やすい。繊細なプレイ向けLOG 1/2:かなり強く叩かないと最大音量に達しない。ダイナミクス重視SPLINE:LINEARとEXPの中間LOUD 1/2:全体的に大きな音量が出やすい
トラブルシューティング
- 普通の強さで常に127が出る → Sensitivityを下げる
- 弱打が認識されない → Thresholdを下げる
- ベロシティが不安定・異常に低い → Scan Timeを確認(通常はPad Type設定時に自動セットされているので、Pad Typeの再確認が先)
- 隣のパッドが誤反応する → Thresholdを再確認 → XTalk Cancelを確認(誤反応する側の値を上げる)
- 一打で二音鳴る(ダブルトリガー) → Mask Timeを上げる
- Rideだけ音が小さい → Pad Typeを再確認 → Rideのみ個別にSensitivityを見直す
Tips
Scan Time・Mask Time・XTalk Cancelは上級者向けの設定です。実際に上記のような症状が出たときに確認する程度で十分で、特に問題がないうちはデフォルトのままにしておくのが無難です。
まとめ:数値ではなく「調整の手順」を覚える
- Pad Type → Sensitivity → Threshold → Curveの順で進めるとスムーズ
- 「最強打がギリギリ127」を判断基準にする
- Threshold = 0のパッドはクロストークを確認しておくと安心
- 数値は環境によって変わる。ここに書いた値はあくまで自分の実測例
この手順は、バンド「芥」のドラム録音で実際に使っているセッティング方法です。
同じくTD-25のベロシティ調整で悩んでいる方の参考になればうれしいです。
バンド「芥」の音源や活動はこちら
👉 芥 Official Site

